卒業生11名が母校で講演~職業別講演会(9/24)
令和4年9月24日(土)、進路選択を控えた高校4・5年生を対象に職業別講演会が開催され、れいこう麗澤会として全面的に協力しました。
これは長年、母校支援の一環として実施してきたもので、今回は生徒の希望の職業分野(医療系、IT・web・ゲーム・広告、教育・研究、国際、音楽・ラジオ・テレビ、心理・福祉、公務員)で活躍する卒業生10名を、当麗澤会が学校に紹介する形で実現。当日集った各講師には、50分の講義を2回繰り返していただき、生徒はそのうち2コマを自分の興味に沿って聴講できるというものです。
朝9時にスタート。櫻井校長の開会挨拶後、本校卒業生でもある黒須里美・麗澤大学教授(1979年度卒・43期)により、『「麗澤」は世界へのパスポート!?~Reitaku is the ticket to the world~』と題してご自身の体験を含めた基調講演をしていただき、その後10名の講師が10教室に分かれて、職業別の講演会を開催しました。
参加した生徒からは活発な質疑がなされ、「こういう話が聞きたかった」との声も多く寄せられました。生徒にとっては、今回の先輩のように、将来、母校で職業別講演会の講師の側に立つことが、一つの目標になっているとのことです。
なお、今回の職業別講演会の講師は、以下の方々です(50音順)。
■石井七海さん/学芸員(伊能忠敬記念館、一橋大学博士課程後期課程在学中)
麗澤高等学校2013年度卒(77期)。北海道大学を卒業後、一橋大学大学院に進学。2021年より、千葉県香取市の伊能忠敬記念館の学芸員を務めている。同館が所蔵する国宝「伊能忠敬関係資料」2345点のほか、地域に残された古文書・古記録の調査・研究に従事。その成果に基づく展示、教育普及活動を行っている。現在、同館にて石井さんの手による企画展示中(令和4年11月13日まで)。https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/museum/schedule.html
■井上綾さん/理学療法士(総合リハビリデイサービス あびこの家代表)
麗澤高等学校2009年度卒(73期)。杏林大学を卒業後、2014年に大阪にある森ノ宮病院リハビリテーション部に入る。脳卒中に対する理学療法を中心に整形疾患、呼吸器疾患、小児疾患に対する理学療法の経験を積む。その後、2020年に地元我孫子に戻り、現在の施設長として「すべての人を笑顔に」をテーマにリハビリ業務、地域連携を行っている。
■小池真平さん/レコード会社勤務(㈱ワーナーミュージック・ジャパン)
麗澤高等学校2010年度卒(74期)。2015年、法政大学を卒業後、日本コロムビア㈱に入社。3年後に現在の外資系レコード会社に転職。アーティスト担当として、テレビ・ラジオ・雑誌等のメディア露出を中心とした宣伝業務、楽曲制作などの制作業務など、音楽関連の幅広い仕事に従事している。https://wmg.jp
■佐藤由季さん/フリーアナウンサー(ニチエンプロダクション所属)
麗澤高等学校2006年度卒(70期)。2011年、学習院女子大学卒後、㈱ブライダルプロデュース入社(ウェディングプランナー)。2013年、ニチエンプロダクション所属(フリーアナウンサー)。レギュラーの出演番組は、BS日テレ「コーポレートファイル」インタビュアー、CS放送 日テレG+「巨人練習中直生」「GIANTSプレゲームショー」場内リポート担当。bayfm「miracle!!」プレシャスリポート月火リポーター。ショップチャンネルSHARP担当ゲストアナウンサー。その他、イベントやコンサート、式典の司会等で活躍中。
■知久明生さん/国家公務員(文部科学省)
麗澤高等学校2013年度卒(77期)。早稲田大学卒業後、文部科学省入省。科学技術学術制作局において科学技術予算の確保に向けた業務に従事したのち、令和3年4月より現職の初等中等教育局児童生徒課に着任。いじめ、自殺、校則など生徒指導全般にかかわる業務に従事している。https://www.mext.go.jp
■中島好崇さん/会社員(ENEOS㈱)
麗澤高等学校1995年度卒(59期)。京都薬科大学大学院(修士)卒業後、日本の製薬会社、米国製薬会社(当時)の日本法人を経て、2012年にJX日鉱日石エネルギー㈱(現ENEOS㈱)に入社。バイオ医薬品原料を製造販売する関連会社(機能材カンパニー)の品質保証職に従事した後、現在、石油からできる化学品(タイヤ、接着剤、ガムの原料など)が正しく・安全に、世の中に出荷ができる仕組みが出来ているか、機能しているかを確認している。
■森野真未さん/アニメ会社(アニメ制作を主とした総合エンタメ企業)
麗澤高等学校2015年度卒(79期)。北海道大学に入学後、バイト、旅、研究、KOREAと学生生活を1年延長するくらいに謳歌し、21年3月に同大学文学部文化人類学研究室を卒業。新卒でアニメーションを主とした映像作品の企画・製作および販売・映画配給やソーシャルゲームの企画・製作などを主な事業とする企業に入社。現在、アプリゲームのキャラクターを使用したグッズ企画制作に従事している。
■安田美晴さん/幼稚園教諭(麗澤幼稚園)
麗澤高等学校2008年度卒(72期)。2013年3月に川村学園女子大学卒業後、同年4月に麗澤幼稚園に入職。副担任を経て、3歳児や5歳児クラスを担任。2020年3月に結婚を機に一度退職。2021年4月に復職。現在、3歳児クラスの担任・年少組学年主任としての業務にあたり、日々の保育時間や環境の設定、行事や活動の計画・準備、環境整備、個人記録の作成等。子供たちの成長につながるような保育を模索し、日々奮闘中。
■矢野千代香さん/正看護師(㈱Chillna:訪問看護ステーションちるな)
麗澤高等学校2014年度卒(78期)。日本赤十字看護大学を卒業後、成田赤十字病院に入職。0歳児から100歳超えの方に対する外科系全科の手術を担当し、看護師としての手術へのかかわり方を探求。コロナ禍での病院の在り方の変化や地域での看護師の可能性を感じ、2022年からは、住み慣れた場所での生活を支援する訪問看護師に転身。患者のみならず看護師も同様に大切にする社会を目指すという会社の理念を実現するために、看護師の働きやすい環境づくりに向け活動している。
■鷲津祥徳さん/ITエンジニア・経営者・エンジェル投資家(ATHLEE PTE. LTD.)
麗澤高等学校1992年度卒(56期)。京都大学卒業後、㈱ソニー・インタラクティブエンタテイメントにてPlayStationのソフトウェアエンジニアとしてロンドンやシリコンバレーにて現地エンジニアとゲーム関連技術の共同開発に従事。動画クラウドサービスのスタートアップを共同創業し上場企業に売却。フィリピン・シンガポールでIT開発を担うグループ企業を立ち上げ200名規模の開発組織を構築。2016年のシンガポール移住後同社を国内法人に売却。現在はシンガポールで世界のエンジニアとIT開発をしながらスタートアップにエンジェル投資を実施中。