27期 3月17日伊勢全体同窓会
終戦生まれの私たちは今年70歳を迎えます。この節目の年にふさわしく、伊勢神宮にて米谷先生ご夫妻をお招きして同窓会を開催。昨年10月に台風のため開催を延期にしましたが、総勢39名の参加となり無事に開催することが出来ました。
伊勢神宮は、毎年訪れている人も多いため、内宮の参拝、おかげ横丁の見学は各自で済ませ、夜の懇親会でスタート。あっという間の50年。昨日別れた友のように思う出をたどりつつ、尽きせぬ語り合い、みんなの笑顔がはじけます。
翌日はバスで市内観光。外宮の深い木立の中を進み、鳥居をくぐると朝靄が立ち込め、ガイドさんの説明を聞き、神様の存在を身近に感じながら参拝することが出来ました。祈るのは「自分のこと(為)ではなく、人類、世界の安心、平和を願って祈る」との説明に、なるほど、麗澤の精神そのまま・・・・・と、若き頃の授業風景が頭をよぎりました。
その後、五十鈴川、神宮港(渡し船)の岸壁を見学。廣池千九郎博士が神宮皇学館の教授時代、この渡し船を利用して、人身救済されたという事跡の説明プレートを拝見し、博士の足跡を身近に感じることが出来ました。
幸い天候に恵まれ、伊勢が一望できる朝熊山(あさまやま)山頂へ行き、最後に、二見浦の夫婦岩を見学。昼食をいただき再び宇治山田駅に戻り、別れを惜しみ、次回の再会を約束して会を終了しました。今回は神宮を訪れ、普通の観光とは違い、節目の年にふさわしく、博士が過ごされていたことを味わいながら過ごした時間、神聖な空気に包まれ、穏やかな心に満たされ、麗高卒にふさわしい集いになったのでは以下と感謝しております。
麗澤会からの援助金をいただき、また27期の皆さんのお力添えをいただき、密度の濃い、楽しく心に残る旅が出来ましたことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。麗高卒であることに・・・心から感謝です!(中城啓子・記)