2011.07.07
花の25期同窓会IN京都
3月11日に東日本大震災が発生、同窓会の参加取消しが相次いだ。幹事の石坂隆禮君に開催すべきか否か判断を仰いだ。連日伝えられる悲惨な報道の通り、未曽有の災害に見舞われた被災地の惨状を思うと不謹慎ではないかと、彼も苦慮したようだ。しかし、「復興には義援金で協力、被災者には祈りを捧げて、我々は粛々と日常生活を営むべし。たとえ参加者数が激減しても開催する」という結論に至った。結果119名への案内のうち、当初の60名から48名の出席となり、予定通りの開催となった。
4月4日、会に先がけて世界遺産である宇治の平等院を拝観。紫式部の源氏物語の世界に浸ったあと、夕刻から木戸孝允旧跡「お宿いしちょう」での宴会が始まった。まず、東日本大震災の犠牲者への黙祷、恩師・長谷川武先生から元気溢れるお言葉をいただいた。なかでも懐かしい千英先生のお話が印象深かった。そして、北川治男君の中・高等学校の近況報告のあと全員のスピーチとなった。ぜひ聞いてもらいたいと、なかなかマイクを放さない人が続出、司会の村山裕治君がマキを入れるシーンが再三あった。 最後に次回の開催地確認となったが、来年は本部で開催し、恩師の先生方全員にご出席いただこうと決定した。
翌5日は平岡八幡宮で椿を観賞、「しょうざん」で京風のお弁当、平安神宮では紅しだれ桜の雅なお庭を巡り、祇園歌舞練場で「都をどり」を観るなど京都情緒を十分に堪能した。また、6日は16名が2班に別れ、西加茂の正伝寺、一般公開中の京都御苑、秀吉の花見を想起させる醍醐寺などを巡り春の京都を満喫した。(松本真明・記)