プロ車いすテニスプレーヤー 国枝慎吾選手が来校!
12月2日に国際経済学部(現在の経済学部)の卒業生であり、麗澤フェロー※第1号のプロ車いすテニスプレーヤー 国枝慎吾選手が来校され、特別講義と生涯ゴールデンスラム※達成の祝賀会を行いました。
今回の国枝選手の特別講義は、「国枝選手に学ぶコーチング」と題して実施され、経済学部スポーツビジネス専攻の学生や、陸上競技部の学生等約50名が参加しました。講義は、学生からの質疑応答を主として進められました。「パラリンピックの際、日本中が国枝選手の金メダルを期待していた。このような中、どのようにしてプレッシャーを力に変えて金メダルを獲得したのか」という質問には、「『俺は最強だ』『I can do it』『I know what to do』の3つの言葉を常に呪文のように唱え、雑念が生まれないように1ポイント1ポイント確実に取っていった」と試合におけるセルフトークの重要性をお話いただきました。
その他にも「試合前のイメージトレーニングのコツはなにか」「フォーメーションを変えると失敗する。変えても失敗しないようにするにはどうするべきか」など、部活動等でスポーツに取り組むなか、実際に悩んでいることを世界の頂点を極めた国枝選手に直接伺うことができた貴重な機会となりました。
国枝選手と進行を務めた豊嶋特任教授
試合の裏話など貴重なお話を伺いました
学生から直接質問をさせていただきました
「国枝選手生涯ゴールデンスラム達成祝賀会」は、経済学部スポーツビジネス専攻の学生が中心となり企画運営を行いました。プログラムの企画だけはなく、「国枝選手メモリアルカード」を考案し、本祝賀会の記念品として配布しました。
祝賀会では、ご来賓の方々のご挨拶や、お祝いの演武の他、学生が企画したアトラクションを実施しました。学生が企画したのはQRコードを読み込み、スマートフォンから国枝選手に関するお題に答え、その回答が会場のスクリーンに映し出されるというもの。「国枝選手の偉業を漢字一文字で表すと?」という問いには、金メダルの「金」「強」「王」、「神」などの回答が出てきました。アトラクションの最後のお題は、「国枝選手にキャリアゴールデンスラム達成のお祝いメッセージを送ろう!」。改めて、国枝選手の偉業達成を集まった一人ひとりの言葉で祝福しました。
企画に携わった学生から、お祝いの気持ちを込めた花束と記念品を贈呈した後、最後に会場に集まった全員で写真撮影を行い、祝賀会は盛会のうちに幕を閉じました。
※麗澤フェローとは、政治、 経済、 文化、スポーツ等の各界において国内外で活躍し、「麗澤」を代表する者に授与する今年度より新設された称号です。
※生涯ゴールデンスラムとは、全豪オープン・全仏オープン・全英オープン・全米オープン・パラリンピックすべての大会を制覇することです。
国枝選手、生涯ゴールデンスラムの達成おめでとうございます。
麗澤大学は、これからも国枝選手を応援しています!