経済学部3年生、「日銀グランプリ」で決勝進出へ! 3年連続の快挙で、日銀副総裁らへのプレゼンへ!
経済学部3年生の上條響さん、伊藤千夏さん、金子裕太さん、渡邉光さん、富田優也さん=いずれも中島真志ゼミ=の5名が、チームを組んで、日本銀行主催の学生向けコンテスト「第18回 日銀グランプリ~キャンパスからの提言~」に挑戦。このほど、見事に論文審査を通過し、全国の40大学・113チームの中から選ばれて、決勝大会に進出することが決まりました(決勝進出は、上位5チーム)。
決勝大会は、11月23日(水)に日本銀行本店で行われ、若田部昌澄・日本銀行副総裁を審査委員長に、日本銀行の政策委員会の審議委員(2名)および外部の有識者(2名)の計5名が審査員を務めます。各チームのプレゼンテーションのあと、審査員との質疑応答を経て最優秀賞・優秀賞等が選ばれます。
決勝進出チームは、「まさか決勝に行けると思っていなかったので、知らせを受けて飛び上がって喜んだ」(伊藤さん)、「大学時代の成果として誇れるものが得られたことの意味は大きい」(渡邉さん)との感想を寄せてくれました。
決勝に向けては、「せっかく上位5チームに入れたので、これに満足せず、上位を狙っていきたい」(上條さん)、「全国の頂点の座を競う戦いに参加させて頂けることを光栄に思う」(富田さん)「しっかり準備をして、決勝ではベストのプレゼンを行いたい」(金子さん)と、熱い決意を語ってくれました。
決勝進出チームがプレゼンを行うテーマは、「人生100年時代新戦略!『いきいき長生きファンド』の提案」です。平均寿命が延び続けて「人生100年時代」が近づく中で、老後資金の2000万円不足問題など、老後資金への不安が高まっています。こうした中で高齢者が安心して老後を過ごすためには、長生きリスクに特化した金融商品が必要ではないかとの着想から生まれた提案です。カナダの「生涯所得型ファンド」やわが国の「長寿保険」などの参考事例を分析したうえで、高齢者の「長生きリスク」に対応した「いきいき長生きファンド」の商品設計を独自に考え、その導入を提案しました。
このほか、同じく経済学部3年次生の野武勇介さん、清田一輝さん、工藤誠也さん、遠山凌さん、伊丹瞳子さんのチーム(同じく中島ゼミ)は、「ティーンズ投資~親子口座で始める証券投資~」で、決勝進出チームに次ぐ上位にランクされた5チームとして「奨励賞」に選ばれました。
奨励賞チームからは、「自分たちが全力で取り組んできたものが、1つの結果として残せたことは本当にうれしい」(野武さん)との声が聞かれています。
日銀グランプリには、毎年、経済・経営系の学部を有する全国の多くの大学がチャレンジしています。このうち今回、決勝に進出するのは、本学チームのほか、東京理科大学、同志社大学、東京経済大学、常磐大学の5チームです。
ちなみに、本学のチームが日銀グランプリで決勝大会に進出するのは、これで3年連続となり、これまでにも最優秀賞や優秀賞を受賞した実績があります。
チームを指導した中島真志教授は、「全国の錚々たる大学の中から、決勝進出の5チームに選ばれたことは、大変意義深く、誇らしいことである。2チームの同時入賞も素晴らしい。決勝進出チームは、万全の準備をして、決勝では最高のプレゼンを行ってほしい」と感想と期待を述べていました。
決勝進出チーム
奨励賞チーム