2023.02.01

【開催報告】英語劇グループ卒業生公演「Shaking the Spear~A Shakespeare Fantasia~」上演

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2023年1月22日(日)、麗澤大学英語劇グループと明徳義塾インターナショナルプレイヤーズの卒業生を中心とした英語劇団体「Playhouse English Network(略称:PEN)」による初公演「Shaking the Spear~A Shakespeare Fantasia~」を上演しました。本公演は新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した上で行われ、会場である、麗澤大学生涯教育プラザ内プラザホール(小劇場)には約80名の観客が集まりました。
(本公演の概要はこちらをご覧ください。)

今回の「Shaking the Spear~A Shakespeare Fantasia~」は、麗澤大学英語劇グループの前演出家であるギャビン・バントック名誉教授が書き下ろしたオリジナル作品。ギャビン・バントック名誉教授と麗澤大学英語劇グループの現演出家のマーウィン・トリキアン教授の共同演出で上演されました。

卒業生が中心となり公演される舞台の為、出演者たちは仕事の休みの合間を縫って稽古に励まれてきました。中には、四国から本公演の稽古の為に本学にお越しになる出演者もいらっしゃいました。出演者たちは、英語らしく感情豊かにセリフを発話するための記号「マーキング」をつけた台本と、ギャビン・バントック名誉教授が出演者一人ひとりのセリフを吹き込んだ音声データを基に、約5か月間に渡り稽古を重ね、演技力と本物の英語力を磨いてきました。また、丸1日以上かけて効果音や照明、劇中に使用するビデオの操作練習を行うなど、英語劇と麗澤大学英語劇グループへの熱い想いを持ち今回の公演に臨まれました。

今回の英語劇の舞台は空港のトランジットラウンジ。搭乗する予定の飛行機が数時間遅れて出発することになり、ビーフバーガー製造会社の息子、情熱的な21歳の芸術家、偽物の税関職員、魔法使いなどの風変りな乗客に加えて、パイロット、空港管理人といった個性豊かな登場人物たちが一緒に時間を潰していきます。

コメディ作品でありながら、麗澤大学英語劇グループが上演してきた「リア王」「リチャード二世」、「ロミオとジュリエット」などシェイクスピア作品のスピーチが盛り込まれており、スピーチが始まるとこれまで笑いと温かい雰囲気に包まれていた会場が一変。力強い声、表情から指先まで全身で演じられる迫力の演技に観客は釘付けになりました。

さらに公演終盤には、観劇されていた田中駿平麗澤大学名誉教授を役者たちがステージへと召請。田中先生は、長年の念願だった『ハムレット』に登場するオフィーリアの歌を情感たっぷりにアカペラで歌われました。田中先生の悲哀のこもった歌は公演に違った彩りを与え、観客にとっても嬉しいサプライズとなりました。

スクリーンに映し出される空港アナウンサーによるニュース中継風のビデオや、効果音などの音響、照明などが劇を盛り上げ、ラストには、ギターデュオによる生演奏と出演者全員による合唱。歌あり、踊りあり、朗誦ありの本公演は大盛況のうちに終幕を迎え、大きな拍手が会場に響き渡りました。

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